雲鶴うんかく 雲中に高く飛ぶ鶴つるは、凡人より抜きんでた人格を表している。平安前期には公卿くぎょうや殿上人てんじょうびとの間で広く使われた文様だったが、平安後期から親王しんのうの袍ほうの専用文として用いられるようになる。また摂家せっけが太閤たいこうに任じられた時も使用が許された。