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紅梅こうばい

紅梅1枚目

紅は大陸から来た色彩で、紅染と藍染あいぞめの染色法が通じることから呉藍くれないと呼ばれた。紅花の花弁から抽出した赤色から黄色を除いて染めた美しい濃い桃色は、奈良時代には朱華はねず、平安時代では朝鮮や中国渡来の色彩の意で韓紅からくれないと呼ばれた。また群れ咲く梅の花色に例えて紅梅とも称された。