日本服飾史日本服飾史

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二藍ふたあい

二藍1枚目

宮中での夏の直衣のうしは、三重襷みえだすき文様の穀織こめおりを二藍に染めて用いた。二藍は藍と呉藍くれない(紅)で交染した明るい紫色で、若向は赤味に、また宿老は青味に使い分け、紅染の持つ蛍光けいこう色が表面に輝いて実に華やかな紫色である。