朽葉くちば 木の葉が落葉する色彩をいう。老いた枯葉の朽葉をはじめ、銀杏いちょうの黄朽葉、楓かえでや漆うるしの赤朽葉、青葉のまま落葉する楠くすのきの青朽葉と種々の朽葉色があった。奈良時代は秋の山の黄色が喜ばれ、また平安時代は里の紅葉の色が愛でられ、多様な日本の落葉の色彩が賞された。