舞楽ぶがく・陵王りょうおう Bugaku court dance costume for “Ryō-ō (King Ling).” 12 雅楽の伴奏で舞うのを舞楽ぶがくという。推古朝に百済の味摩之みましが伝えたものを始まりとし、唐、林邑りんゆう、印度、高麗からも伝来して、いまなお宮中や寺社の儀式に演じられる。陵王りょうおうは左舞の代表的な曲目で、羅陵王らりょうおう(蘭陵王らんりょうおう)ともいわれる。 勇装な仮面に金襴の面帽めんぼう、闕腋袍、裲襠りょうとう、金帯、指貫、糸鞋しかい、手には桴ばちを持つ。 目次 イラストによる解説その他の平安時代の衣裳 イラストによる解説 陵王りょうおうの面めん 牟子むし 闕腋袍けってきのほう 袍ほうの裾きょ 裲襠りょうとう 金帯きんたいの緒お 指貫さしぬき[奴袴ぬばかま] 糸鞋しかい 桴ばち 金帯きんたい