舞楽ぶがく・打毬楽たぎゅうらく Bugaku court dance costume for “Tagyūraku.” 今日のゴルフのような遊びが古くから行われ、その型が舞楽として残っている。これは中国よりはじまり、平安朝仁明天皇の御代に伝来したといわれている。88人また40人等が騎馬で舞ったともいわれ、四天王寺では六人舞であったが、現在は四人舞になっている。 舞人の装束は、裲襠を着け、摂腰せびえ(腰帯)を締めている。手には曲二尺七寸ばかりの毬杖を持ち、宝珠のような毬を打つ。 そぞろに宮廷の毬遊びが偲ばれる。 目次 イラストによる解説その他の平安時代の衣裳 イラストによる解説 巻纓けんえいの冠かん 袜額まっこう 緌おいかけ 裲襠りょうとう 闕腋袍けってきのほう 攝腰せびえの結紐むすびひも 毬杖きゅうじょう 指貫さしぬき[奴袴ぬばかま] 毬たま[まり] 攝腰せびえ[腰帯]