田楽法師でんがくほうし Buddhist monk performing a Dengaku dance. 12 田楽は田植の音楽からはじまって舞踊となり、やがて雑芸となってその演者に専門の法師を生じた。法師は神社の祭礼などにも出た。笠は飾りの藺笠で、風流ふうりゅう(ふりゅう)といって蓬萊鶴亀等がつくられている。このようにつくり物をすることが、やがて後に、変化しながら祭礼に出る傘鉾や、つくり山にもなる。食膳の状態や種々面白い形のものもある。 これは年中行事絵巻を参酌してつくったもの。 目次 イラストによる解説その他の平安時代の衣裳 イラストによる解説 飾かざり蘭笠いがさ 水干すいかん 水干のくびかみの緒お 水干の菊綴きくとじ 水干の袖括そでぐくりの紐お 編木びんささら 括袴くくりはかま 緒太おぶと 水干の当あて[宛]帯おび