舞楽・胡蝶 Bugaku court dance costume for “Kochō (Butterfly).” 12 これは仏事の供養の楽として古来、迦陵頻とともに多く用いられる童舞で右舞に属する。 延喜6年(906)に、宇多上皇が童相撲御覧の時に、山城守藤原忠房が曲を作って式部敦実親王が舞振りをつけたといわれる。 春日に舞い遊ぶ胡蝶の姿を表わしたもので、四人舞である。 目次 イラストによる解説その他の平安時代の衣裳 イラストによる解説 挿頭華かざし(山吹の花の小枝) 前天冠まえてんがん 前天冠の飾かざりの緒お(總角あげまき) 下さげ美豆良みづら 持もち花はな(山吹の花の枝) 胡蝶こちょうの羽根はね 闕腋袍けってきのほう 指貫さしぬき(奴袴ぬばかま) 糸鞋しかい