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舞楽・迦陵頻

Bugaku court dance costume for “Karyōbin.”

  • 舞楽・迦陵頻1枚目
  • 舞楽・迦陵頻2枚目

これは童舞(わらべまい)で四人舞い。紅白梅の枝をつけた金銅の天冠をいただき、体に鳥の姿を表わしたつくりものをつけ、銅拍子を打って舞う。
の闕腋、は白の括袴、ともに彩色の刺繡がされている。緂(段染)の脛巾糸鞋をつける。
天竺国の曲で、昔、祇園精舎供養の日に、極楽の鳥とされる声の美しい迦陵頻が飛び来たり、舞ったのを妙音天が感じられ、翔舞にかたどり、この曲をつくられたという。
左舞に属する。

イラストによる解説

イラスト1
  1. 挿頭華かざし(紅白梅の小枝)
  2. 天冠まえてんがん
  3. 天冠かざりの總角あげまき
  4. 美豆良みづら
  5. 迦陵頻かりょうびん羽根はね
  6. 銅拍子どうびょうし
  7. 闕腋袍けってきのほう
  8. 括袴くぐりはかま
  9. 脛巾はばき
  10. 糸鞋しかい