大鎧おおよろいをつけた武将ぶしょう Warrior general in ōyoroi armor. 1234 鎧は平安朝後期に発達し、美化された。大鎧は最も正式且つ最上のもの、式正の鎧ともいわれる。これは武蔵御嶽神社にある畠山重忠奉納の鎧を模したもので、兜には前立に別に鍬形を附けた。 鎧には袖、草摺がつき、右には脇楯わいだて、胸には鳩尾きゅうび、栴檀せんだんがあり、背には逆板さかいた、総角あげまきがある。左腕には籠手こて、手には鞢ゆがけ、脚には脛巾はばき、臑当すねあて、貫つらぬき(毛覆けぐつ)、腰刀、兵庫ひょうご鎖くさりの太刀たちを佩く。弦巻、重籐弓しげとうのゆみ、逆頰さかつらの箙えびらに征箭そやを入れ、手に日の丸の軍扇、兜の下には萎なえ烏帽子、鎧下には鎧直垂を着ている。 目次 イラストによる解説関連項目その他の平安時代の衣裳 イラストによる解説 鍬形くわがた 吹返ふきかえし 栴檀板せんだんのいた 鳩尾板きゅうびのいた 弦走つるばしり 前草摺まえくさずり 鎧直垂よろいひたたれ(衣・袴とも) 籠手こて 臑当すねあて 鞢ゆかけ 貫つらぬき 兵庫鎖太刀ひょうごぐさりのたち 重籐弓しげとうのゆみ 星兜鉢ほしかぶとのはち 𩊱しころ 大袖おおそで(袖そで) 脇楯わいだての草摺 脛巾はばき 踏皮たび 腰刀こしがたな 軍扇ぐんせん 箙えびら 征箭そや 萎烏帽子なええぼし 鍬形くわがた 吹返ふきかえし 鳩尾板きゅうびのいた 弦走つるばしり 前草摺まえくさずり 鎧直垂よろいひたたれ(衣・袴とも) 籠手こて 臑当すねあて 貫つらぬき 兵庫鎖太刀ひょうごぐさりのたち 重籐弓しげとうのゆみ 星兜鉢ほしかぶとのはち 𩊱しころ 腰刀こしがたな 軍扇ぐんせん 征箭そや 弦巻つるまき 射向いむけの草摺くさずり 射向の袖 笠符かさじるしの環かん 逆板さかいた 總角あげまき 後の草摺(引敷ひっしきの板いた) 菱縫ひしぬいの板 萎烏帽子 なええぼし