鎖具足をつけた武将 Warrior general in kusari-gusoku armor. 12 布地に鎖を綴じ附けたもので、古くは鎖腹巻と呼ばれたものが八坂本平家物語(巻8)にあり、胴丸にも見られるが、これは二枚銅の具足で鎖兜も揃っている。 小形方形の鉄板(カルタ鉄)を鎖で連接し屈伸を自由にし、しかも抵抗力を増大している。 槍、鉄砲等に対応する為、室町末期から多く用いられたものであろう。 表面を黒漆で塗り、草摺は七間になっている。上帯を締め、打刀を佩びた姿とした。この具足も伝来のものである。 目次 イラストによる解説その他の安土桃山時代の衣裳 イラストによる解説 鎖兜くさりかぶと 鎖兜の𩊱しころ 半頬はんぼお 鎖具足ぐそく 篠籠手しのごて 鎖具足の草摺くさずり 鎖佩楯はいだて 受筒うけづつ 合当理がったり 待受まちうけ 指物旗さしものはた 上帯うわおび 槍やり 打刀うちがたな 脇差わきざし 袴はかま 臑当すねあて 革足袋 草鞋わらじ