桂女 Katsura-me or peasant woman of Katsura village selling food in Kyoto. 12 桂女は京都の西郊、桂に住み、桂川の鮎や飴を売りに来る女で、頭に長い白布を巻く習慣があった。これを桂包かつらづつみといい、この桂包は先祖の桂女が三韓征伐の時、神功皇后から戴いた腹帯であるという伝説によるが、真疑の程はわからない。これは麻の小袖で絞りと緂で文様が出来ている。緂染の細帯をして白の手甲てこう、 脚絆、頭に鮎や飴を入れた桶をのせている。 目次 イラストによる解説その他の室町時代の衣裳 イラストによる解説 桂包かつらつつみ 小袖 細帯 手甲てこう 脚絆きゃはん 桶おけ 藁わらの輪わ