女官袿袴通常服にょかんけいこつうじょうふく Lady-in-waiting in regular dress. 12 ここでは歩行のため袿袴の袿をつぼにからげて着用した姿を示した。第二次大戦後この制度は廃止され、白襟紋付に改められたが、宮中恒例の大祭、小祭等の皇后宮、皇太子妃等の供奉女官にはこの通常服の形式が用いられている。 また皇族は大礼の際、宮中三殿に期日報告の儀等に用いられることになっている。 以上のように袿袴の際は切袴であるが、尚皇族にあっては長袴の制もあり、五つ衣、小袿、長袴の御服及びこれに代えて小袿、長袴の御服制もある。 目次 イラストによる解説 イラストによる解説 垂髪ときさげ(図は「おさへ」) 丈長たけなが 黒元結くろもっとい 袿うちき 雪洞扇ぼんぼり 服(小袖) 袴はかま(緋ひの切袴きりばかま) 履くつ