主な用語解説[履物・靴]
衣|裳|髪型|帽子・冠|履物・靴|装身具|武具|仏具|その他
あ
浅沓(あさぐつ)
束帯、衣冠、直衣など着用の時に用いる浅い木製の履。
足半(あしなか)
草履の一種。鎌倉時代から室町時代にかけて用いられ、また後世、地方でも用いられた足の底の半ば迄しかない短いもの。
お
緒太(おぶと)
緒の太い藺で編んだ草履。
御挿鞋(おんそうかい)
天皇の御沓で、錦或いは帛がはられている。
き
脚絆(きゃはん)
脚部を覆う布。
く
具足(ぐそく)
完備したものの意で、甲冑では鉄砲伝来以後のものを当世具足とも、また単に具足ともいう。
烏皮履(くろかわのくつ)
鼻高履。黒い革製。爪先を高く作ったくつ。
烏皮舃(くろかわのくつ)
黒漆塗皮で作られ、足指先付近が高く作られたくつ。
け
毛履(けぐつ)
くつの一種。熊などの毛皮で作ったもの。貫という。
し
糸鞋(しかい)
糸で組んだくつ。
襪(しとうず)
指の股のない足袋。礼服用のものは綿、束帯用のものは白平絹。
つ
貫(つらぬき)
将士が甲冑着用の時に用いる毛沓。
は
舃(はなだかぐつ、せきのくつ)
足先が広く高くなっているくつ。
み
乱れ緒(みだれお)
履物の一種。草鞋の爪先に編み余りの藁を乱れたままにしたもの。
も
物射沓(ものいぐつ)
武士が騎射の時にはくくつ