主な用語解説
ら
螺緒(らお)
修験者が法螺貝につける組み紐で、腰から右に走索、左にこの螺緒を吊している。
絡子(らくす)
五條袈裟の一種で、頸から吊す。掛絡ともいう、禅系の宗派に用いられる簡略な袈裟である。
ラッフル
襞飾りのあるヨーロッパ中世風の飾り襟。
襴(らん)
公家の袍や半臂の裾の前後に共裂を横にあてたもの。裳と同義。
り
立鼓(りゅうこ)
鼓の胴のように中のくびれた形。女官の紅の袴の腰(紐)の飾りとして、組紐でつけられている。
裲襠(りょうとう)
貫頭衣形式の衣服。また、近世の打掛を裲襠と書くこともある。
ろ
﨟纈(ろうけち)
布帛に蝋で文様を描き、染液中に浸したあとで蝋を取り除くもの。型で蝋を押して文様を表したものが多い。日本には中国を経て伝わり、奈良時代に盛行した。